新年の挨拶


新年明けましておめでとうございます。こうして八度目の新年を無事迎えられたことは、ひとえにお客様・パートナー企業様をはじめとしました皆様のお陰であります。改めて感謝申しあげます。

思えば、2011年というは、実はカオスウェアが設立された2003年の次の素数の年である特別の年であります。一見、素数というのは偶然の数に思うかもしれませんが、実はインターネットのセキュリティを実現するのに欠かせないことなど、物事の不変の真理、基本となる数です。又、2010年のスマートフォンの台頭で見られた様に、世界でICT環境は更に激変する重要な動きが出ております。一方、日本では人口が10万人以上減るなど、今後日本企業は、グローバル市場で必要とされる製品やサービスを提供しない限り、ICT分野で生き残ることはできないといういよいよ大変厳しい時代に入ったと思われます。そこで、この機会に私は、グローバル市場に対応するため、この1年温めてきた一つの案の実行―の決意表明したいと思います。


【カオスウェアは非同期採用(Asynchronous Recruiting)を先駆けて行う】

近年、若者が就職できず、就職活動が長期化し、就職活動のため大学の授業もまともに受けられない学生を多数見てきました。その就職難や就活の長期化の原因には、日本の産業構造が変化する中で企業側及び大学が対応できない等色々ありますが、ここでは、企業側の4月採用―人材を大学の3月卒業に併せ、一律に4月採用をするという、世界的にも特異な4月同期型採用を是とし盲目に実行していることが一因にあると考えます。実は通信の世界では、情報伝送を同期させるのではなく、非同期に通信(情報を送信)する方が全体として効率が良い(混雑が避けられる干渉を低減し、全体として情報をより効率良く伝送できる)ことが広く知られており、私も、移動通信の通知チャネルは非同期化により最適化されることからチャネル非同期化法(US Patent No. 7,577,182号、中国特許 Zl 2004 8 008523.5 号、日本国特許第3650821号)  という発明を2003年にしましたが、その特許登録化を6年かけて日本、米国、中国で行う過程で、非同期化というのが通信において如何に重要かを学んできました。学びて思わざれば即ち罔(くら)し、思いて学ばざれば即ち危うし、とは孔子の「論語」の言葉ですが、ここに、学んだ非同期化という概念を企業の採用活動に実際に応用することを思い至った次第です。


以下、カオスウェアが本年1月から行う非同期採用の骨子とその方法を具体的に表し、ここに公開します。


非同期採用骨子

【非同期骨子2】

新卒・中途採用という区別をつけずに、一律に非同期採用という一つの枠組みの採用を行う。

【非同期骨子3】

人事部・事業部は、従来の同期採用の最適化・仕事の簡素化を行うのではなく、非同期化採用の最適化―つまり、入社月が非同期的に散らばる様にし、企業活動のグローバル市場において全体の最適化を目指す。

【非同期骨子5】

採用年月日は、(2010+素数の順番)年の(4+当該素数) Mod 12 月の1日となり、197番目までの素数の表

2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,53,59,61,

67,71,73,79,83,89,97,101,103,107,109,113,127,131,137,

139,149,151,157,163,167,173,179,181,191,193,197,199,211,

223,227,229,233,239,241,251,257,263,269,271,277,281,283,293,

307,311,313,317,331,337,347,349,353,359,367,373,379,383,389,

397,401,409,419,421,431,433,439,443,449,457,461,463,467,479,

487,491,499,503,509,521,523,541,547,557,563,569,571,577,587,

593,599,601,607,613,617,619,631,641,643,647,653,659,661,673,

677,683,691,701,709,719,727,733,739,743,751,757,761,769,773,

787,797,809,811,821,823,827,829,839,853,857,859,863,877,881,

883,887,907,911,919,929,937,941,947,953,967,971,977,983,991,

997,1009,1013,1019,1021,1031,1033,1039,1049,1051,1061,1063,

1069,1087,1091,1093,1097,1103,1109,1117,1123,1129,1151,1153,

1163,1171,1181,1187,1193,1201

から次の採用月日は2011年6月1日、その次は2012年7月1日、その次は2013年9月1日、次は2014年11月1日、次は2015年3月1日となり、例えば196年後の西暦2207年は 197番目の素数が1201であることから、(1201+4)≡5 Mod 12となり、 2207年5月1日採用となります。

【非同期骨子 7】

非同期採用活動は、3カ月以上要し、5月未満で終了する。

X月1日に採用を行うためには、(X−4) Mod 12月の月末までに、応募書類が届いていなければならない*。

【非同期骨子11】

採用月日は、非同期化が最大となる様に(素数+4) Mod 12 月に固定されますが、能力及び経験、意思、根性重視の採用をするため、必ず、この非同期採用で決めた採用月日で採用することを意味するのではなく、各採用月日の採用人数が零となる可能性はありとする。また、人材の急募のため、予め定められた非同期採用日と異なる採用日(臨時非同期採用日とする)に採用することがあるが、この場合の臨時非同期採用月は、素数月、すなわち、2、3、5、7、11月の何れかとする。この臨時非同期採用を行う場合は、会社はその5カ月以上前にアナウンスすることとする。

【非同期採用の帰結】

4月1日入社は無くなります。何故なら、(4+X) mod 12 =4 となる素数Xは存在しないことが、仮にその様なXが存在すると12で割り切れることになり、Xが素数であることと矛盾することにより背理法で証明できるからです。又、臨時非同期採用月も素数であることから4月入社はあり得ません。従って、3月卒業の従来の新卒場合、必ず入社月のギャップが存在する様になります。つまり必ず、非同期採用=ギャップ採用となります。当社としては、この場合、このギャップを、例えば世界を旅するなど見聞を広げる体験をしていただいて、逆にギャップを活かしていただくことを期待します。尚、数論の素数の分布の定理により、入社月は、満遍なく分布される様になります(直近では6、7、11、3、5月と満遍なく分布)。


*具体的には、カオスウェアの運営する暗号便私書箱のカオスウェアリクルート窓口に、志望動機と職務経歴書(履歴書)をアップロードすれば、カオスウェアの就職の申込となり、2048ビット公開鍵暗号による電子署名法による送信証明書により、送信日時が確定できます。

https://www.angobin.jp/pb/com/chaosware/recruit/

http://www.chaosware.com/pressrelease/20101119-angobin-proof.html


まだまだこの【非同期採用】は、一企業の一試みに過ぎませんが、これが他の企業に刺激となり、現在の若年層の就職難及就職活動の長期化解消とグローバル市場での企業活動の活性化に少しでもプラスになることを祈念して、新年の挨拶とさせていただきます。

本年も宜しくお願い申しあげます。


平成23年1月1日

株式会社カオスウェア 代表取締役社長 梅野 健



昨年(2010年)の結果の抜粋

2010年の結果 その1

PhotoCipherのAndroid型スマートフォン、ノキアSymbianへの対応。世界中のSIMロックフリ―の携帯で使える様になり、日本以外に、中国、米国、インドネシア、タイ、スペイン等、複数の国で利用いただきました。2011年は更にグル―バル化を推進します。

http://www.angobin.jp/photocipher/open/download-android.html


2010年の結果 その2

電子証明インフラを整備し、ファイル転送サービス「暗号便」で送信される全てのファイルに無償で送信証明書(タイムスタンプ)を付与しました(11月19日)。

http://www.chaosware.com/pressrelease/20101119-angobin-proof.html


2010年の結果 その3

暗号便アップローダーの提供を開始しました(9月30日)

http://www.chaosware.com/pressrelease/20100930-uploader.html


2010年の結果 その4

メールアドレス不要で安全にファイル転送を実現する暗号便TwitUpサービスを開始しました(8月31日)。

http://www.chaosware.com/pressrelease/20100831-twitup.html


2010年の結果 その5

株式会社エヌアイデイと協業し、コンシューマ版”PhotoCipher”のサービス提供開始しました(6月10日)。

http://www.chaosware.com/pressrelease/20100610-photocipher.html


2010年の結果 その6

乱数性評価ソフト「RanSure」のクラスター計算・グリッド計算化による高速化に成功しました(3月12日)。

http://www.chaosware.com/pdf/20100312_press.pdf


2010年の結果 その7

独立行政法人理化学研究所との融合的連携研究制度を活用した共同研究「脳型信号処理に基づく次世代移動体通信システムの研究開発」を成功し、期間満了で終了しました(3月31日)。