『VSC-P2P』及び『CIPHERON』は、自己暗号化にも他者とのやり取りにも非常に優れており、様々なご利用方法があります。
ここでは、その中でも特に有用な使い方についてご説明いたします。




顧客情報などの重要機密書類を安全に管理する。

『VSC-P2P』及び『CIPHERON』は非常に強固なVSC(Vector Stream Cipher)暗号を用いており、もしファイルが他者の手に渡ってしまっても 決してファイルの中身を読み取られることはありません。インターフェイスも充実しており、右クリックやドラッグ&ドロップによる暗号化・復号化も可能で、直感的にソフトを扱うことが出来ます。
また、自動フォルダ暗号化機能を搭載しており、鍵が入ったUSBメモリをPCに挿すだけで、自動的に指定したフォルダ内のファイルを暗号化致します(『CIPHERON』シリーズのみ)。 詳しくはこちらをご覧ください。



機密情報のやり取りを行う。

『VSC-P2P』及び『CIPHERON』を導入する大きな利点として、安全な他者とのやり取りが可能である点が挙げられます。 従来の暗号化ソフトは、パスワード方式である場合が多いですが、パスワード方式の脆弱性が指摘されています(パスワード漏洩、ワードアタック等)。 しかし、本製品の場合には、パスワード方式ではなく、自分と相手との間に作成された”鍵ファイル”を用いて暗号化するために、パスワードの脆弱性をクリアしています。
また、やり取りを行う相手の情報をリストにしてまとめた宛先リスト機能を搭載しており、他者の情報を一括管理できます。 やり取りの詳細については、こちら(『VSC-P2P』版)もしくは、こちら(『CIPHERON』版)をご参照ください。




USBメモリを鍵(パスワードに相当)として扱う。

『VSC-P2P』及び『CIPHERON』では”鍵ファイル”を用いてファイルを暗号化します。この”鍵ファイル”をUSBメモリに入れることで、USBメモリを 暗号化するための鍵として扱うことが出来ます。

また、自動的に指定したフォルダ内のファイルを暗号化・復号化する機能を搭載しております。USBメモリを鍵として扱い、その機能を用いると、 USBメモリに鍵を挿すと、指定したフォルダ内のファイルが自動的に復号化され、鍵を抜くと自動的にフォルダ内のファイルは暗号化されます。 (自動フォルダ暗号機能は『CIPHERON』シリーズのみ。USBメモリを鍵として扱うのは『VSC-P2P』でも可能です。)



出張先でも暗号化ファイルのやり取りを行う。

多数のファイル暗号化ソフトはインストールという作業を行わなくてはならない為、出張先などでそのソフトが入っていない場合は 暗号化されたファイルの中身を見ることは出来ませんでした。しかし、『VSC-P2P』はソフト自体をUSBメモリ等に入れて持ち運ぶことが出来ます。 そのため、どのPCでも『VSC-P2P』を操作することができ、たとえ出張先であっても、暗号化ファイルのやりとりを行うことが可能です。 (『CIPHERON』シリーズでは、『CIPHERON Media X Edition』『CIPHERON Media』のみ対応しております)



暗号化ファイルの履歴をチェックして、誰がアクセスしているかを知る。

『VSC-P2P』及び『CIPHERON』には、「いつ・誰が・何をしたか」が簡単にわかるe-文書法対応の履歴機能を搭載しています。 それにより不正にファイルが復号化され、外部にファイルが持ち出されていないかが、簡単にわかります。



誰でも閲覧可能なフォルダでも機密書類を置ける。

『VSC-P2P』及び『CIPHERON』で暗号化されたファイルは非常に強固な暗号を用いているので絶対に第三者がファイルの中身を閲覧することが出来ません。 また、ファイルの復号権限は複数人数の他者を設定することが可能なので、一人一人の為に暗号化ファイルを作成する必要もありません。 たとえ誰でもアクセスできるフォルダに置いてあっても、決して問題とならないのがVSC暗号を用いた『VSC-P2P』及び『CIPHERON』の大きな利点であるといえます。



期限切れの書類の消し忘れを防ぐ。

『VSC-P2P』及び『CIPHERON』では、ファイルを暗号化する際に暗号化ファイルの有効期限を設定することが可能です。 これは、たとえば保管期間のある見積書等にこの有効期限を設定することで、保管期間が過ぎると削除することが出来るといった 使い方が可能で、非常に有益です。