2010
510
 RanSureWindows7に対応しました。

2010
312
プレスリリース「乱数性評価ソフト「RanSure」のクラスター計算・グリッド計算化による高速化に成功」

2008
1226
RanSure Ver.2.1
へバージョンアップを行いました。

〜主な修正点〜
Random Excursionテストの修正」
 ごく一部のパターンを有する系列によっては、Random Excursionテストにおいてメモリリークが生じる問題を修正

「検定実行中の進捗表示処理修正」
 進捗状況を示すグラフをリアルタイムに表示可能にした

 

 

RanSureは、ありとあらゆる乱数、擬似乱数、暗号化ソフトの評価を行います。例えば市販されている暗号化ソフトは、「強固な暗号化」 と銘打っていても、実際には脆弱な暗号化アルゴリズムを用いており、簡単に悪意ある第三者に内容を見破られてしまう ということも少なくありません。
RanSure
は、暗号化されたファイルの結果のみから、その暗号がどれほど強固であるかを判 定し(NIST SP800-22のランダム性評価テストに対して改良したテスト項目を利用
)、ご利用している暗号 化ソフトがどれほど安全かを簡単に確認できます。

もちろん、新しく作成した暗号化ソフトの暗号アルゴリズムがどれだけ強固かを裏付けるためにも、RanSureをご利用でき ます。

* 金成主、梅野健、長谷川晃朗、NISTのランダム性評価テストについて、信学技報、ISEC2003-87, p.21-27, 2003.



 

あなたが計算のために用いている”乱数”は、本当にランダムですか?
何気なく用いている”乱数”が、実は乱数性の低いもので そのため、計算に誤差が生じるという場合も少なくありません。
RanSure
は、一般の”乱数”のランダム列についても評価できます。乱数に関する専門知識が無くても、RanSureにランダム列が出力 されたファイルを参照させるだけで、自動的に乱数性を評価します。

 

<評価論文>
梅野 健  決定論的カオスと「RanSure」による乱数の特性評価、統計数理レポート 2008 (PDFファイル 372Kbyte)

 

 

RanSureのスクリーンショットです。

FIPS
によるプレテスト         プレテスト失敗時のダイアログ
  

 

 

RanSureは、以上のように特定の暗号アルゴリズムに依存せず、01から構成されるファイルすべてに適用可能です。
そのため、暗号化ファイルはもちろんのこと、金融工学やゲームなど乱数を用いるアプリケーションなど幅広い活用が 可能です。



・検定データが複数に分かれていても、自動的に処理が可能です。
FIPS
*140-1,FIPS140-2乱数テストによる乱数評価前試験を実施し、効率よく
 乱数を評価できます。
*FIPSは、Federal Information Processing Standards Publicationの略称です。
・以下の検査項目を用いて 乱数の評価を行います。

1.頻度検定
2.ブロック単位の頻度検定
3.連検定
4.ブロック単位の最長連検定
5.2値行列ランク検定
6.DFT検定
7.重なりのないテンプレート適合検定
8.重なりのあるテンプレート適合検定
9.Maurerの「ユニバーサル統計量」検定
10.線形複雑度検定
11.系列頻度検定
12.近似エントロピー検定
13.累積和検定
14.ランダム回遊検定
15.変形ランダム回遊検定



下記の窓口まで御問い合わせください。



アカデミックライセンス:
ご用意しております。価格等の詳細につきましては弊社まで御問い合わせください。



Windows7, Windows Vista, WindowsXP, Windows2000(SP4
以降)



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投稿用窓口より御問い合わせ内容を記載されたファイルを
送付してください。

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郵便番号 184-8795
東京都小金井市貫井北町4-2-1
独立行政法人情報通信研究機構内
産学官研究交流棟 2F

TEL 042-359-4517




1.頻度検定

乱数列の01の割合がおおよそ同じになっているか調べる。

2.ブロック単位の頻度検定

Mビットのブロックの中に現れる1の数が理想値であるM/2となっているかを確認する。

3.連検定

連(同じ数字が連続してつながったもの)の個数を求め、その数の偏りを調べる。

4.ブロック単位の最長連検定

乱数列と長さMビットのブロックに分割し、ブロックの最長連の長さに応じて各部分列をクラス分けし、その度数を
カイ2乗検定にて検定し最長連の長さの偏りを調べる。

5.2値行列ランク検定

乱数列から作った行列のランクの偏りを調べる

6.DFT検定

0
1からなる乱数列を±1の実数値系列と見なし、離散フーリエ変換を行い、周波数成分に分解する。
その各周波数成分の絶対値が閾値を超えない割合を求めることにより乱数列のランダム性を調べる。

7.重なりのないテンプレート適合検定

乱数列をN個のブロックに分割し、各ブロックごとにmビットのテンプレートが適合する回数を調べ、Nブロックそれ
ぞれの適合回数をX2乗検定することにより適合回数の偏りを調べる。

8.重なりのあるテンプレート適合検定

乱数列をN個のブロックに分割し、各ブロックをm文字のテンプレートが適合する回数によりK+16個のクラスに割り
あてその度数をX2乗検定することにより適合回数の誤りを調べる。

9.Maurerの「ユニバーサル統計量」検定

乱数列における長さLビットのパターンの間隔を調べることにより、乱数列の一様性を調べる

10.線形複雑度検定

乱数列を長さMビットのブロックに分割し、ブロックごとの線形複雑度を求めることにより乱数列の周期性を調べる

11.系列頻度検定

とり得る全てのmビットのパターンの発生頻度に着目し、全てのmビットパターンが均等に現れているかを検定する。

12.近似エントロピー検定

とり得る全てのmビットのパターンの発生頻度に着目し、全てのmビットパターンが均等に現れているか検定する。

13.累積和検定

0
1からなる入力数列を-11に変換し、先頭または一番後ろから1ビットずつその値を加算して息、加算操作中におけ

る絶対値の偏りを調べる。

14.ランダム回遊検定

入力数列の01-11に変換して先頭から加算していき、合計の値が0の場所から次に0になるまでを1つのサイクルと
考え、サイクルごとに8種類(-4-114)の状態値xの出現数の偏りを調べる。

15.変形ランダム回遊検定

入力数列の01-11に変換して先頭から加算していき、先頭から加算していく。
入力数列の先頭から最後までをまとめて扱い、18種類(-9-119)の状態地xの出現数の誤りを調べる。