2006年11月16日
                              株式会社カオスウェア

暗号化ポータルサイト「CIPHERON.NET」のサービス開始について
〜カオスウェア、凸版印刷とNICTとの産官連携によるユビキタスネット社会のの安全性基盤をPKI(公開鍵インフラストラクチャー)の構築・実現へ〜

株式会社カオスウェア(本社: 東京都小金井市、代表取締役社長:梅野健、以下 カオスウェア)は、カメラ付き携帯電話用端末等で暗号化に必要な公開鍵を読み取り、登録することが可能な暗号化ポータルサイト「CIPHERON.NET(サイファロン・ドット・ネット)」(http://www.cipheron.net/) のサービスを2006年11月20日に開始いたします。

「CIPHERON.NET」は、今般凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下・凸版印刷)が独立行政法人情報通信研究機構(以下・NICT)の広告付き暗号化技術を基に開発した広告付きファイル暗号化ソフト「CIPHERON NEO(サイファロン・ネオ)」を25万部発行のフリーDVD「codeNEO(コードネオ)」vol.5にバンドルしリリースされる2006年11月20日にサービス提供開始されるもので、2006年12月から、通常のメールで添付できないサイズの大きいファイルも登録されたメールアドレスを入力するだけで、相手先にファイルを暗号化して転送することを可能とします。

今回、用いられた2次元バーコードを暗号化に必要な公開鍵とする技術は、カメラ付き携帯電話の普及に伴い、2次元バーコードを名刺等の紙媒体で印刷することで、名刺交換といった一般の社会行為により直感的に公開鍵の交換を実現を可能にするものであり、これにより、いつでも、どこでも、誰とでも、安全にファイルを暗号化して交換できるユビキタスネット社会向けのPKI(公開鍵インフラストラクチャー)を実現するものです。本技術については、本日、独立行政法人科学技術振興機構と情報科学技術協会主催のINFOPRO2006(会場:日本科学未来館)の演題C14「カメラ付き携帯電話を用いたユビキタス情報共有システム− フォトサイファーシステム −」(http://www.infosta.or.jp/symposium/infopro2006program.html)として、発表されます。

今後、カオスウェアでは、「CIPHERON.NET」で実現するユビキタスPKIを普及するため、健康福祉情報、や写真等のデジタルコンテンツの配送といったファイル以外のコンテンツにサービスを展開していく予定です。

以上



■各社概要:
・ 凸版印刷株式会社について
本社 :東京都千代田区
設立 :1900年1月17日
資本金:1,049億円(2006年3月)
代表取締役社長:足立直樹

・ 独立行政法人情報通信研究機構について
代表者 : 理事長 長尾眞
本部 :東京都小金井市
URL : http://www.nict.go.jp/

■ご参考資料:

・ 公開鍵と「CIPHERON.NET」について(下の図をクリックすると拡大されます)


・ 「CIPHERON NEO」と「CIPHERON.NET」について(下の図をクリックすると拡大されます)


・ 資料1「ユビキタス情報流通時代における新世代PKIの構築に向けて -DCMS、VSC&CIPHERON、PhotoCipher,CIPHERON.NETのロードマップと展開シナリオ-」(2006.10.11発表, PDFファイル)

・ 資料2「ユビキタス健康福祉システムにおけるセキュリティ -新世代PKIを基礎とするコミュニティ構築に向けて-」(2006.10.18発表, PDFファイル)

・ 資料3「カメラ付き携帯電話を用いたユビキタス情報共有システム -フォトサイファーシステム-」(2006.11.16発表, PDFファイル)


■本件に関するお問合せ先:

・株式会社カオスウェア
 E-Mail:
 TEL  :042-359-6299
 FAX  :042-359-6339