2006年6月5日

報道関係各位

                       株式会社カオスウェア
                       セキュアイーサ・マーケティング株式会社

業務提携及び高セキュリティリモートアクセスソリューション 「CIPHERON Mobile(仮称)」の開発開始について

株式会社カオスウェア(社長:梅野健、資本金6,000万円)とセキュアイーサ・マーケティング株式会社(社長:桐栄 誠一、資本金5,000万円)とは、セキュリティ事業のマーケティング及びソリューション化において業務提携をし、今秋より三菱マテリアル株式会社(社長:井手 明彦、資本金1,017億円)が提供する予定のL2VPN (レイヤ2仮想プライベートネットワーク)ソフトウェア「L2Connect」にして、カオス暗号によるファイル暗号化機能を付加した、「CIPHERON Mobile(仮称)」の開発を開始することを合意致しました。

ブロードバンドや第三世代携帯の普及により、安価に高速なインターネットアクセスが可能となり、インターネットを用いたVPNによる拠点間通信が、従来の専用線を用いた通信手段の代替として広く普及してきました。一方で、個人情報保護法の全面施行等により、企業の情報管理に要求される要件は、日に日に厳しくなってきています。このような背景により、社外の営業員や保守要員が外部のPCから社内のイントラネットにアクセスするリモートアクセスは、安全な通信手段を提供するだけでは十分と言えず、外部のPCに保存されたファイルにも配慮しなければなりません。実際、ノートブックPCの盗難による情報漏洩は、昨今新聞紙上を賑わせております。

この状況を解決するため、いくつかのセキュリティソリューションが提案されており、また、外部にファイルを保存しないシンクライアントが利用されております。しかし、これらをユーザーの観点から考えますと、余分な操作が必要となったり、通信品質により使い勝手が悪くなったりするため、結果として必ずしも普及しておりません。

このような問題を解決する新しいソリューションとして、株式会社カオスウェアとセキュアイーサ・マーケティング株式会社とは、業務提携をし、「CIPHERON Mobile(仮称)」という新たな製品を開発することで合意致しました。カオスウェア株式会社が持つカオス暗号化技術は、非常に高速かつ高度な暗号化技術です。「CIPHERON Mobile」はこのカオス暗号を用い、ノートブックPCに保存された特定フォルダの全てのデータファイルを暗号化を意識することなく無条件に暗号化するものです。加えて、認証デバイスを用いた二因子認証を導入し、高い認証を行います。復号が行われるのは「L2Connect」によりオフィスとの間にVPN通信が行われている時だけですので、ノートブックPCに含まれるデータを読み出すためには、認証デバイスと、PINコードの両者が必要となります。更に、「L2Connect Server」において接続拒否を行うことによっても、復号が行われるのを防止することができます。

 「CIPHERON Mobile(仮称)」の詳細については、6月5〜9日に幕張メッセで開催される
Interop Tokyo 2006」 (ブース番号:展示ホール 小間番号1F27) において説明させて頂く予定です。

以上



■ご参考資料:

ファイル暗号化ソフト CIPHERON のホームページ

CIPHERON Mobile(仮称)の概要に関する資料 (PDFファイル 157KB)



■本件に関するお問合せ先:

・株式会社カオスウェア
 E-Mail:
 TEL  :042-359-6299
 FAX  :042-359-6339

・セキュアイーサ・マーケティング株式会社
 E-Mail:secm@secm.co.jp